なぜ建て替えの決断ができないか。
大きく2つの理由があると思います。
1、市民の批判
2、財源
世の中の風潮として、市の職員や議員をたたくと盛り上がります。
逆に庁舎を建て替えることで職員に甘いと思われると批判を受けます。
しかし実際には、庁舎は市民の方も多く使う施設であり、市民のためにある施設です。
先日の台風で避難所である生涯学習センターが満員になった際に、庁舎では避難者を受け入れられませんでした。
セキュリティ対策、防災対策で不安があるような庁舎ではいけないと思います。
批判があっても将来のために決断する必要があります。
財源は市債を発行することになります。
君津市の将来負担比率は非常に低いので、今なら市債を発行しても財政的には大丈夫です。
ただ他にも大型事業をやることは厳しくなります。
建て替えはいつかはやらなきゃいけないので、これも覚悟の問題です。
「建て替え」という政治的決断を早くして、どこに、どのようにつくるかを考えることに時間を割く方が有効です。
防災機能を庁舎内に入れるか、危機管理センターとして別のところに建てるか。
駐車場も一体的に整備して高速バス停とのアクセスも便利にしよう。
立体駐車場にして、歩道橋で図書館とつなげてコンビニとレストランも入れよう。
などなど。
外部有識者の意見を聞く、と言えば聞こえはいいですが最近は政治家としての責任から逃れるために使われています。
批判を受けてもやらなければいけない事はあります。
「君津市の庁舎を建て替える」という決断が待たれています。
※台風被害後に君津市議会に愛知県高浜市議会から義援金をいただきました。
この愛知県高浜市の市庁舎はリース契約です。
市有地の上に民間業者が建てた建物を20年間リース契約で借りています。
他市の議員さんの高浜市庁舎視察報告です。読みやすかったので。
※熊本地震で庁舎が被害を受けた宇土市