すでに千葉日報等新聞でも掲載されましたが、千葉県は中山間地等の孤立集落発生可能性に関する状況調査の結果を公表いたしました。
千葉県中山間地等の孤立集落発生の可能性に関する状況調査の結果について/千葉県 (chiba.lg.jp)
能登半島地震では多数の孤立集落が発生し、千葉県も半島性を有していることから、災害時に孤立する可能性のある集落を把握するために調査を実施したものです。
農業集落と漁業集落から一定条件化のもとに抽出し、集落への外部からのアクセスが途絶し、人の移動・物資の流通が著しく困難または不可能になる可能性を調べたものです。
千葉県全体としては、
・農業集落調査 797集落のうち孤立可能性有り 468集落
・漁業集落調査 176集落のうち孤立可能性有り 64集落
君津市としては、
・農業集落 97集落のうち孤立可能性有り 72集落
県では補正予算として総額3億円の孤立集落対策を盛り込む予定です。孤立しても復旧までしのぐ施策と孤立化させない施策の2つの視点から補正予算案が組まれています。
1、孤立をした場合に物資や救助が届かない状況で、孤立が解消されるまで何とかしのぐための補助がメインの事業 総額2億5000万
市町村の施策に対する上乗せ補助、補助率2分の一、1集落あたり上限100万円、3年間。
補助対象事業の例として、
・自主避難所等の整備(集会所の修繕、トイレの洋式化等)
・コンテナハウスやユニットハウス等の購入
・ヘリポートの整備(整地・ヘリサインの整備等)
・備蓄品(水・食料・毛布等)の整備
・孤立地域における対応マニュアル等の整備
・ドローン等の操作技能習得のための研修
2、可能な限り孤立化を防ぐための事業
緊急輸送道路の法面点検 総額5000万
緊急輸送路の法面点検90か所 今年度中に点検、来年以降工事。
90か所には君津市も含まれます。
緊急輸送道路図はこちらから見ることができます→千葉県の各種道路図/千葉県 (chiba.lg.jp)
知事が能登半島を視察→孤立集落を定義し市町村へ調査依頼→対策と同時に公表、というスピード感ある対応は知事の行政手腕の高さを表しています。
この孤立集落対策については石井市長とも連携をとっていますので、今後市議の皆さんとも連携をとりつつ進めていきたいと思います。