フリースクールの設置にはルールがない。

どこかの市長さんがフリースクールに関する発言で炎上していました。

フリースクールとは何か?と改めて考えると、文部科学省のホームページに記載がありました。以下文科省のホームページQ&Aより抜粋。

Q フリースクールって何ですか?

A 一般に、不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設を言います。その規模や活動内容は多種多様であり、民間の自主性・主体性の下に設置・運営されています。

活動は多種多様、と書いてあるのは決まりがないからです。算数を週何時間教えるとかそういう教育課程のようなものはありません。

民間の自主性・主体性のもとに設置・運営、と書いてあるのは許可制でもなく、申請も必要ないからです。

つまり、何も決まりがなく「フリースクール」と名乗れば「フリースクール」なのが現状です。国語や算数を教え、資格なども取得できるようなところをもあれば、週数回だけ開設し特に何も教えず好きに過ごさせてもフリースクールです。

現状ではたまり場となっている友達の家もフリースクールと名乗れます。資格要件もないので教員免許等なくても開設することができます。

この辺のルールを作らずにフリースクール支援の話が進むのは危険だと思います。千葉市のように市町村が独自でガイドラインを作り、そのガイドラインを守っている事業者に対しては支援をするという自治体もあります。

もう一歩進んで、条件を満たさない限り「フリースクール」と名乗れないような仕組みが必要です。許可制にして行政のチェックが入るようにしなければ、よからぬ目的でフリースクールを設置し、虐待や性犯罪等を行う輩が出てくると思います。

児童生徒の安全、健やかな成長が第一だと思います。やばいフリースクールが設置・運営できないように法整備をしていくべきです。

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