市内産業廃棄物最終処分場のかさ上げ

市内の産業廃棄物最終処分場に関して、第3期の増設について裁判にて係争中です。
そんな中、第2期の処分場において3層かさ上げするための林地開発行為変更届が事業者から提出されました。

台風15号、19号等により発生した廃棄物処分を行うための対策というのが理由のようです。
災害対応のため…というと聞こえはいいですが、そのためにかさ上げして処分場の災害対応が弱くなってしまったら問題があると思います。

現状の高さに抑えたのは環境アセス(環境影響評価)をきっちりやった結果です。
それが届け出だけで変更可能となると災害に便乗した事業拡張が起こる可能性があります。

今回増設される容量は54,000㎥です。
この内のどのくらいが災害由来の廃棄物なのか、検証が必要だと思います。

※先日、市内産業廃棄物最終処分場に対する市民団体からアンケート結果が新聞に折り込まれていました。
私は処分場の3期増設には反対です。
増設を止めるためには市民運動が重要です。

静岡県御前崎市では有権者の44%の署名を集めて産廃施設の是非を問う住民投票の直接請求をしました。
その結果、住民投票が12月8日に投開票され、「反対」が1万4409票で有効投票数の90・2%に達しました。
これを受けて御前崎市の市長は、「建設計画の断念を強く要請したい」と述べ、事業者に事業撤退を働きかけていく方針を表明しました。

このような市民運動に持って行くためには「政治的中立」が欠かせません。
議員を代表にすれば「〇〇議員の会でしょ」となり他の議員の支持者が離れていきます。
会合でオスプレイ反対や憲法改正反対のビラを配れば「産廃処分場は反対だけど他は…」という人が離れていきます。

どの政党・議員の支持者であっても、政治に興味がない人でも、どんな人でも「産廃処分場増設に反対」という一点において一致できる人を集めていくことが重要なのです。

そこを理解してくれる人が一人でもいてくれれば私はがんばれます。

産廃の是非問う住民投票、反対9割で撤退方針 静岡・御前崎

静岡・御前崎市の産廃施設、事業者が一時中断を表明 住民の理解得て再開