郡ダムの湖面を通年利用に。

先日君津市にある郡ダムで全日本水上スキー選手権大会が行われました。私も現地を見学した後閉会式に参加しました。

これは郡ダムの湖面を実証実験として活用している取り組みです。なぜ実験かというと、郡ダムは工業用水のダムで、この水を鉄鋼関連企業等に売ることで県の収益となっているため、なかなか通年利用の許可が出ません。

ダムを管理する県としては「ダムを管理する水は商品、もしボートのガソリンでも流出したら大変なことになる」という見解です。

実証実験とはいえ水上スキーを可能としたのは石井市長の手腕でしょう。

これを実験から通年利用にするのが議員の仕事です。郡ダムの水は、ダムから江川に流れ、江川から小糸川に合流し、下流の人見浄水場の取水口で取水されています。

もしガソリンが流れたら…という心配に関しては、小糸川から取水しているので通常でもそのリスクはある。また、郡ダムの放流口は水中なので水面に浮いた油が流れるリスクは低いです。

県は工業用水という性格からリスク回避に重点をおいた説明をしていますが、県も活用できることは理解していると思います。

三島ダムの改修が終了すれば小糸川の水位の安定につながります。これを契機に実証実験から通年利用に、郡ダムを水上スキーの聖地にできるよう尽力していきます。

一昨日までシンガポールでカヌーポロのアジア選手権大会が開催されていました。君津市在住の木村選手も日本代表キャプテンとして参加しています。

水上スキーの聖地からさらに水上スポーツの聖地に!通年利用を県に提言をし続けていきたいと思います。

郡ダムでの水上スキー大会