7月におこなわれる印西市の市長選挙の説明会がおこなわれたそうです。私は全く関係していませんが印西市と聞いて思い出したことがあるのでブログに書きます。
私は今まで「県職員の贈収賄事件」というブログ記事をその1~その4まで書いてきましたが、その調査のやり方として、県の「ちば電子調達システム」を使い改札調書等を閲覧して調べていました。
県発注工事の贈収賄事件 その1 (sunaga-kazuyoshi.com)
そんな中で、贈賄側の企業が印西市だったことから、企業名で検索をかけると印西市の入札案件も出てきました。
印西市の入札ははっきり言って「謎」です。なぜそうなっているのかわかりません。
印西市は予定価格事前公表です。
なので当然予定価格以下で入札するのですが、その金額が7社で同じ金額とか、6社で同じ金額とかなっています。
談合であれば少しづつ金額に差をつけて、あらかじめ決めておいた会社が落札、というやり方が多いです。同額で並ぶとくじ引きになると思うのですが…。
しかも最低制限価格と同額では事業者にも大きなメリットがあるとは思えません。
ここからは完全な想像ですが、おそらく、予定価格事前公表のため最低制限価格も事前にわかる→何でもかんでも最低制限価格で入札し全部取っていこうとする業者が現れる→対抗するために最低制限価格に合わせるしかなくなる。
という事ではないかと思います。これは事業者の積算能力の低下が懸念されます。
なぜこうなっているのかわかりませんが、個人的には見直しを検討した方がいいと思います。