一般質問の通告書を提出しました。
私の質問は3月8日(月)の11時15分から12時00分です。
3月議会というのは市長の施政方針演説があります。
なので施政方針に対するように会派代表質問が行われますので、どうしても総論による質問が多くなります。
総論を否定しているわけではありませんが、総論=大きな話で、必要なことではありますが誰でもできます。
例えば、「君津市の今後の方向性は」みたいな質問で言うだけは誰でも言えますが、結果を求めるのが難しいところがあります。
勉強してきている議員かどうかは発言を聞いていればすぐにわかります。
勉強していないと細かい話が出来ないので、いつでも総論だけになってしまうのです。
1つの課題があったとして、
・まず近隣他市の状況
・次に先進地事例
このぐらいまでは調べて議会に臨むのが議員報酬をいただく以上、最低限の責務であると思います。
さらに国のガイドラインや法律・条例上の規定等も調べ、課題の解決策とあわせて執行部と折衝するのが基本だと思います。
今回は代表質問があるので多くの議員が質問します。
他の議員と質問がかぶらないように環境問題だけに絞って掘り下げた質問にしました。
長文ですが紹介させていただきます。
大綱1 君津の水と緑を活かしたまちづくりを推進するための施策について
細目1 市内産業廃棄物最終処分場への対応につい
1 市内の産業廃棄物最終処分場において、第3期増設工事が行われていますが、1月29日に許可証の書換えが行われ、第3の1処分場について廃棄物の搬入が始まりました。また、2月19日には、地域住民等が増設工事の中止を求めていた仮処分の申立てが却下となりました。地域住民等は即時抗告し、今後は東京高裁で争われることになります。
石井市長は市長に当選された10月16日の翌日、千葉市で行われたこの最終処分場建設に反対するデモ行進の先頭に立って歩かれました。今、一連の最終処分場増設の動きに対し、どのような見解をお持ちなのか伺います。
2 食物連鎖を通じて蓄積性の化学物質の生物濃縮が進む場合には、食物連鎖の高次に位置する生物で、より高濃度(自然状態の数千倍から数万倍)に濃縮されます。その生物などの摂取により生体に悪影響を与え、公害病の原因となることがあり、具体例として、有機水銀による水俣病などがあります。処分場の排出水の濃度が基準値以下であったとしても、総量の規制がなければ1つの水系に排出される総量は多量になります。小櫃川水系に生息する生物への生物濃縮を心配しますが、見解を伺います。
3 最終処分場があることにより、最もリスクを負っているのは君津市民です。
しかし、もし漏えい事故等があったとしても君津市に搬入停止させるなどの権限はありません。市が権限を持てるような形での処分場運営が望ましいと思いますが、見解を伺います。
細目2 グリーンインフラについて
グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力的な国土・都市・地域づくりを進める取組です。国土交通省では、広範な主体の積極的な参画と連携により、グリーンインフラの社会実装を推進することを目的に、様々な施策を展開しています。本市はグリーンインフラに対してどのように取り組んでいるか伺います。また、グリーンインフラ官民連携プラットフォームに会員登録しているか、グリーンインフラ活用型都市構築支援事業についても併せて伺います。
細目3 脱炭素社会のあり方について
1 市長の施政方針で、脱炭素社会のあり方について調査・研究していくと述べられていましたが、具体的に来年度はいくらの予算で何をするのか伺います。また、本市はゼロカーボンシティの表明をしていませんが、その理由についても伺います。
2 国は脱炭素社会の実現に向け、様々な補助金等を創設し始めています。これは地方自治体にとってはチャンスであり、いち早く情報を取り、努力して書類を作り、国の補助金を使い事業を実施するという力を求められています。
環境省ではネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の普及に向け補助金を交付しています。公共建築物のZEB化を含む大幅な省エネルギー化を図ることを目的として、地方公共団体の職員を対象に意見交換会(オンライン)を開催していますが、参加したか伺います。
細目4 生物多様性の保全について
本市でも特定外来生物であるキョンやアライグマ等が多く繁殖しています。本来の生態系を壊すとともに様々な病気等を媒介する恐れがあり、対策が必要だと感じます。そこで環境省の生物多様性保全推進支援事業が3月18日まで事業を公募していますが、応募する予定があるか伺います。
以上です。
コロナ禍のため45分ですががんばります。